もし「もう一生、一滴もお酒を飲む事は出来ません」と言われたら、あなたはどのように感じますか?
「無いなら無いで、何も問題ないよ」という人もいれば、お酒が飲めなくなることに不安を感じたりパニックになったりする人もいるでしょう。
「もう一生、一滴もお酒が飲めない」と言われて少しでも不安を感じた人に全力でおすすめしたい本があります。
その本の名は、『禁酒セラピー』
今まで「お酒が飲めない人って可哀想」「お酒を飲まないなんて人生損してる」とまで思って毎日お酒を飲んでいた僕。
23歳ぐらいから7年間、毎日の楽しみはお酒。お酒のない人生は考えられなかった。
休肝日なんてただの拷問で、健康診断の前の日以外は毎日飲んでいました(検査の結果にひっかかってお酒飲めなくなるのが怖かったから)。
お酒を手にしている時が一番の至福の時。それはもうお酒に恋をしていたと言っても過言ではないです。
そんなお酒にぞっこんラブだった僕は、この本を読んで考え方が180度変わりました。
それはまるで、大好きだった恋人の腹黒い本性を知り、恋心が一瞬にして冷めた感覚。
お酒の本性を知り、「あんな不味くて臭い毒物を、毎日の楽しみにしていた自分の方が人生を損していた」と嫌でも思い知らさることとなったのです。
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『禁酒セラピー』は、お酒に対する幻想をぶっ壊してくれる本
「お酒を飲むとリラックスする」
「お酒を飲むとストレス解消になる」
「お酒を飲むと外交的になって人と楽しく過ごせる」
といった幻想をぶっ壊してくれます。
「幸福」という名の麻薬を知っていますか?名前に惑わされてはいけません。とても高い毒性を持つ物質で、飲めば寿命が縮まりますし、依存性も高く、免疫力や集中力も低下します。また神経系が徐々に破壊され、自信や勇気もなくなり、リラックスするのも難しくなります。
味はひどく、一生飲み続けた場合にかかる費用は約千八百万円と大変高価でその上何の利益もありません。こんな悪い事ばかりの麻薬に「破滅」などという名前をつけると売れなくなってしまうので、麻薬の売人が「幸福」と名づけたのです。
あなたも試してみたいと思いますか?この薬物がもたらす「幸福感」のとりこになりたいと思いますか?
本の内容を一部引用しました↑↑ もちろん、「幸福という名の毒」というのはお酒のことです。
一部だけ取り出すとちょっと過激な感じですが、本の中では1つ1つ丁寧に解説してくれます。本の冒頭でも、「推理小説のように最初から順々に読んでいくように」と書かれています。
「シラフの時に読むように」との忠告もあります。内容が頭に入らなきゃ意味ないですもんね、そりゃそうだ(笑)
お酒を飲む事に利点が1つも無い。そして、お酒に対する幻想を解けば、お酒に対する渇望もなくなると著者は言います。
お酒を飲むメリット(飲む言い訳)を見事につぶしていきます。
他のことでもそうですが、自分の頭で理解して腑に落ちると、納得して断酒という行動に移すことが出来ます。
「お酒は体に悪いからやめよう!」なんて根性論ではお酒をやめるのは難しいですからね。
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「読むだけで絶対やめられる」は本当だった
本の表紙にそのフレーズが書いてあるのですが、読む前は懐疑的でした。
「一冊本を読んだだけでお酒がやめれたら、アルコール依存の人はこんなにいないはず」って思ってました。
でも違うんですね。みんな知らないだけなんですよ、お酒の罠や本質を。
社会全体がお酒漬けにされるように仕組まれている、と言っても過言ではありません。
それは、お酒によって莫大な利益を得ている人達の企みです。
「適量のお酒は良薬の長」なんて言葉も嘘です。お酒は百害あって一利なしです。
僕達は自ら選んで飲酒していると思っていますが、それは違うんです。初めてお酒を飲んだ時のことを思い出してください。「なにこれクソ不味い」って思ったはずなんです。
それなのにいつの間にか「美味しい美味しい」と言って飲むようになります。気がついたら生活の一部になっているんです。
これはお酒の持つ「依存させる性質」と、お酒をたくさん売りたい人たちが仕掛けた罠にはまったからです。
テレビをつけるだけで分かります。夜になるとCMでは爽やかな俳優さん達が、良い顔して美味しそうに飲んでいる姿を見せられますからね。
この本読んだあと、そういったお酒のCM見ると興醒めします。今まではそれ見てお酒飲みたくなってたのに。
今晩試しに、一口目のお酒の味に注目して味わってみてください。クソ不味いです(笑)
ちなみに今まで僕はワインが大好きだったんですが、この本の中では1番叩かれています。「ワインは腐敗した果物に添加物を加えて甘くした飲み物」って。それを「熟成」なんて美味しそうな表現で愛されているわけですね。
これ、ソムリエの方が読んだらだいぶショック受けると思います(汗)
「お酒=悪」って洗脳されてるだけじゃないかって?
ここまで読んで、「そこまでお酒を悪く言うのって、それも一種の洗脳なんじゃないか」って思う方もいるかもしれません。
いや、ちゃんと著者はお酒の意義も認めていますよ。お酒に含まれるアルコールは消毒や火をつけるのに役立つ」って(笑)
それは冗談として、この本が洗脳かそうじゃないかは僕にはわかりません(僕は洗脳とは思いませんが)。
むしろ洗脳だったとしても、それで体も心も健康になるなら、どんどん洗脳してもらいたいぐらいに思ってます。
それに僕は、お酒の無い人生の方が興味あるんです。(お酒漬けの人生はもう十分味わったし)
それは今まで出会ってきた人の中で、穏やかに人生を楽しんでいる人たちが皆お酒を飲んでいないという事実に気づいたからです。下戸なのか、意識してお酒を遠ざけているのかはわかりませんが。
お酒を飲まなくても、むしろお酒を飲まないほうが人生は楽しいのではないかって思っちゃうんです。
著者のアレン・カーさんも本の中でこう言っています。
私が皆さんに節酒や禁酒を勧めるのは、お酒があなたの寿命を縮めているからでもお金がかかるからでもありません。人生をもっと楽しんでもらいたいからです!
お酒をやめられないのは、お酒をやめたら人生の楽しみが半減すると信じているから。でも皮肉なことに、実際にはお酒をやめると全く逆のことが起こるのです。
だからこのまま、禁酒生活を続けようと思っています。
お酒を断って、変化が出てきたら、またご報告の記事を書こうと思っています。
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