イライラしやすい人必見!怒りは発散せず〇〇して解消すべし!

僕は元々、すぐにイライラしやすい性格でした。その上なかなか怒りが収まらなかったです。

怒りの感情の扱い方を知った今では、1~2分でイライラは収まります。

今回は僕も実践している、イライラした時の一番効果的な怒りの解消法をご紹介します。

ちなみにこの方法は、実験でもイライラ解消効果を実証されている方法です。

 

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イライラを「発散」することは実は逆効果

イライラしてするとついやりたくなるのが、物にあたったり人に八つ当たりして発散しようとすること。

あなたも心当たりありませんか?

僕は昔よくやってました。行き場のない怒りをどうすればいいか分からず、何かにぶつけたくなるんですよね。

でもこれは逆効果。イライラを解消するどころか、怒りを増長させてしまいます。

 

ここで1つ、『モチベーション大百科』(サンクチュアリ出版)という本に書かれている実験をご紹介します。

この実験では、被験者をわざと怒らせ、次に挙げる中でどれかの行動をとってもらいます。

 

①怒らせた人の写真を見ながら、サンドバックを好きなだけ殴ってもらう

 

②エクササイズしている写真を見せながら、サンドバックを好きなだけ殴ってもらう

 

③2分間、静かに座ってすごしてもらう

 

そしてその行動の後で、自分のイライラ度合いを音を出して表現してもらいます。

音が大きいほど、また音を立てる時間が長いほど、イライラしていると判断されます。

その結果・・・

 

①「怒らせた人の写真を見ながら、サンドバックを好きなだけ殴ってもらう」という行動をとってもらった被験者は、立てる音は1番大きくその時間も長かった。最もイライラして攻撃的な結果に。

 

②「エクササイズしている写真を見せながら、サンドバックを好きなだけ殴ってもらう」という行動をとってもらった被験者は、攻撃性はあるものの、他に怒りを対処する方法を考える気持ちの余裕があった。

 

そして③「2分間、静かに座ってすごしてもらう」という行動をとってもらった被験者は、2分で気持ちが落ち着いた。

 

これはつまり、イライラは発散させようと行動するとますます増長し、静かにしていると数分で落ち着く。ということが実証されたわけです。

行動が感情に影響を与えるという意外な事実

通常、その時の感情が行動に現れますよね。

「落ち込んでうつむく」「嬉しくて笑顔になる」「悲しくて涙が出る」

といったように。

しかし、体の状態が感情を生み出すこともあるようです。

 

体の状態が感情を作る場合もあります。たとえばうつむいて歩いていると。これは元気がないときの体の反応だから、いま抱えている不安はなにかと探しはじめます。

でもこれはただ姿勢が悪いだけのこともあり、その場合の不安は新たに作り出されたものです。人は体の状態から、感情を捏造するのです。

この実験では、サンドバックをなぐるという行為によって、かえって怒りが増幅されていることが示されました。

池田貴将『図解 モチベーション大百科』(サンクチュアリ出版 2017年)より引用

サンドバックを殴る事で、「殴るという攻撃的な態度をとっている、何に対して怒りを感じているのだろう?」と脳は考え出し、どんどん怒りの感情が新しく湧き出てくるわけなんですね。

 

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体をリラックスした状態にすればイライラは自然と解消出来る

ということはですよ、イライラしている時と逆の状態、つまり体をリラックスした状態にしてしまえば、感情もリラックスしてイライラは解消されます。

「体に力が入っている・興奮して呼吸が浅い」状態がイライラしている時の特徴ですからその反対に、

「力を抜いて、ゆっくり呼吸する」ということを意識してすれば、感情も落ち着いてくるという仕組み。

 

「イライラしている時にそんな事できない!」なんて思いがちですけど、ものは試しでぜひやってみて欲しい。

まじで怒りが収まるから。

参考に僕の体験談をお話しします

僕はイライラすると物にあたるタイプの人間でした。

その辺にあるもの手当たり次第壁に投げつけてました。大事なものまで壁にぶつけては破壊し、後で後悔するというアホみたいなことを繰り返していました。

でもそれで気持ちがすっきりするかと言えば、そんなことは全く無く。それこそ先ほどの実験の結果と同じく、ますます頭に血が上ってましたね。

そんな僕は今では物にあたることが全くない、ということに今気づきました。

むしろ怒りが湧いたときほどゆっくり丁寧に行動します(笑)。その方が経験上気持ちが収まると体で分かっているから。

それは瞑想を始めたことが原因かと思われます。

瞑想というと「怪しい」と思う方いるかもしれませんが、大手企業でも取り入れられているメンタルケア効果のあるもの(それだけではない素晴らしすぎる効果がたくさんありますが、また別記事でじっくりご紹介します)です。

やることは簡単。力を抜いて、ゆっくりと呼吸に全意識を向けるだけ。これが最初は難しいんですけどね・・・

これが体が最高にリラックスした状態なんです。イライラすると僕はすぐに瞑想をします。家にいるときは座って目をつむってやります。

リラックスし過ぎてウトウトする時も・・・笑

もちろんイライラは消えます、不思議です。ほんと、どうでもよくなるんですね。

 

イライラする時ってたいてい人間関係だと思うんですよ。誰かに嫌味を言われたり、横柄な態度をとられたり。

そんな時って、何も意識していないと「あいつは自分をバカにしているんだ、だからあんなことを言ったんだ」とか、「バカにされてくやしい!」という思考に支配されるんですよね。

実際はどうか分からないのに思考が決め付けてしまう。脳が暴走しているんです、自分を守るために。

そこで呼吸に意識を向けると、そういった思考の暴走を止めることが出来ます。

そして気がつけば、「あれ?何であんなにイライラしてたんだろ、アホらしい」って、ほんとどうでも良くなります。

だって実際相手がどういうつもりで言ってきたかなんて分かりませんからね、

考えるだけ無駄だし、そんなことでいつまでもイライラしているなんて損ですもん。

思わず瞑想をお勧めしてしまいましたが、イライラを解消するのには、「体の力をぬいて、ゆっくり呼吸する」ということをすれば十分効果があります。

慣れないとすぐには効果は実感できないかもしれませんが、何度かトライしてみてください。

一生もののスキルになりますよ。

 

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