笑えるけど1点要注意!ゾンビ映画『ショーンオブザデッド』あらすじ感想

出典:Wikipedia

 

ゾンビの扱いがシュールすぎて笑える映画『ショーンオブザデッド』

事態が深刻化するまでゾンビを酔っ払いと勘違いするなど、かなりゾンビをなめています(笑)

ただ、コメディだとなめてかかるのは要注意!

足が速いゾンビに見飽きた方、一味違ったゾンビ映画を楽しみたい方におすすめの映画です。

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映画『ショーンオブザデッド』あらすじ

ロンドンに住むショーンは、親友のエドとパブに入り浸る生活を送っていた。

仕事も私生活もだらけきり、デートも記念日もパブで済ますショーンに恋人のリズは愛想を尽かす。

恋人リズの気持ちを取り戻すことで頭がいっぱいのショーンは、街にゾンビが増殖していることに気づかない。

ショーンが気づいた時には、街はゾンビであふれかえっていた・・・

『ショーンオブザデッド』感想

たいていゾンビ映画って主人公が強くて頼れる感じ(じゃないと生き残れない)じゃないですか。

が、この映画の主人公ショーンはほんとどうしようもない男。

仕事は(というか人生自体)やる気なし。恋人とのデートはいつもお決まりのパブ、しかも親友エドもなぜか一緒(ショーン以上にダメダメな男)。

「私、今決断しないとあのパブで年ばかりとって取り返しがつかなくなる」とリドはショーンに別れを告げます。

そりゃそうなりますよね・・・でもね、見てもらえば分かりますが気楽で楽しい奴で愛すべき男なんです、ショーンは。

 

周りで人がバタバタ倒れてもリドとの事で頭いっぱい、全く気づかない。

道端で男が女性ゾンビに首をかまれていても、イチャついてると勘違いして気づかない。

ゾンビが歩いていても、「なんだ、ただの酔っ払いか」とゾンビがいることに気づかない。

(確かに酔っ払いが歩いているようにも見えるけど・・・)

ゾンビに家に侵入され、襲われて初めて異変に気づきます。愛すべきバカです(笑)。

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「ゾンビに侵入された、この家は危険だ」と察知したショーンとエド。

ゾンビがあふれかえっているという危機的状況に焦るも、どこかゆるいんです。

安全なところに逃げようと生き残り作戦を立てるのですが、目指すはやっぱりいつものパブ。

「母親とリズも一緒にパブに閉じこもって、事態が収束するまで楽しく過ごそうぜ」的なノリです。

 

作戦通りパブにたどり着くんですけどね、ゾンビだらけで中に入れない。

そこで取った方法がさすがです。

それが「ゾンビと同じ動きすれば食われずに入れるんじゃない?」という斬新なサバイバル法(笑)

なるほどその手があったか!

 

ってならないわ!(笑)

とにかく、「んなアホな!」と突っ込みどころ満載のシーンばかりで目が離せません。

コメディですが、不意打ちのグロには要注意!

しょっぱなからゾンビを酔っ払い扱いするようなゆるい映画ですからね、完全に油断してました。

やっぱりゾンビをやっつけないと助からないし、仲間の中で犠牲者も出てきます。

コメディだからグロ系はチープに作ってるんじゃないかと思ったらそうでもなかった・・・

まあまあリアルで、グロイのが苦手な僕は少し焦りました(汗)。

 

とは言っても、コメディ要素の方が強くて、不思議とそんなに気になりませんでした。

大切な人が・・・なシーンは心理的に少しきつかったですが。

というわけで、けっこうきちんとゾンビ映画に仕上がっています(笑)

 

そしてラストは、シュールなオチが待っていますよ。少しほっこりして後味も悪くないです。

ショーン演じるサイモン・ペッグ、けっこう好きなので他の出演作品も見てみようと思います。

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