映画『コーヒーが冷めないうちに』あらすじ感想

映画『コーヒーが冷めないうちに』鑑賞。

予告でもチラッと出てますが、松重豊の泣きながらの「大丈夫」の演技が素晴らしすぎて泣けました。

「あの日に戻ってあの人に会いたい」

恋人、夫婦、姉妹、親子。

それぞれが抱える過去への後悔。

例え過去を変えても、起きてしまったことは変わることはない。

それでも会いたい。あの人へ気持ちを伝えたい。あの人の気持ちを知りたい。ただただ、会いたい。

わかるよ!「ここで泣いてください!」的な盛り上げ方に萎えちゃう人がいることは。

それでも、キャストの抜群の演技力によって、大切な人を思う愛情が画面越しに伝わって来たもんだから、感動せずにはいられなかったさ。

良作です。

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『コーヒーが冷めないうちに』あらすじ

とある町にある喫茶店「フニクリフニクラ」には、不思議な都市伝説があった。

店内のある席に座ると、望む過去の時間に戻れるというのだ。

ただし、過去に戻れるのは、コーヒーをカップに注いでから、そのコーヒーが冷めてしまうまでの間だけ。

例え過去に戻って何をしたとしても、現実を変えることは出来ない。

それでも過去に戻り、大切な人に会うことを望む客達を待っていたものは・・・

原作

『コーヒーが冷めないうちに』感想

最初、「過去を変えても現実が変わることはない」と知った時、意味ないじゃんって思いました。

だって、現実を変えたくて過去に戻りたいわけで、過去に戻ってどんなに頑張っても現実が変わらないなら、意味ないじゃんて。

でも違いました。

1杯のコーヒーが冷めるまでの、ほんの短い時間でも、人生は変わる

主人公の時田数(有村架純)は言います。

「起こってしまったことは変わらなくても、人の心は変わります」

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互いに思いあっているものの、アメリカに行ってしまう幼馴染・五郎(林遣都)に気持ちを伝えないまま別れてしまった清川二美子(波瑠)。

過去に戻って気持ちを伝えても、幼馴染がアメリカへ行ってしまったことは変わらない。

それでも、過去に戻ってお互いの気持ちを知れたことで、未来が変ります。

他の人もそう。

若年性アルツハイマーに侵された妻(薬師丸ひろ子)を支える夫(松重豊)も、自分を忘れる前の過去の妻の本心を知れた事で、妻との向き合い方が変ります。

夫を忘れていくことを不安がる妻を、涙を流しながら「大丈夫」と力強く言う場面は、「僕が大丈夫にしてみせる」という夫の愛情があふれて泣けました。

松重さん、いい仕事してるわ。

妹に家業を押し付け、独りスナックを営む平井八絵子(吉田羊)も、自分に会いに来た事で交通事故に会い亡くなってしまった妹に会うことで、その後の人生がガラッと変わっていきます。

そして、主人公・数も、今は亡き大切な人に会うことで心が変わり、自分の人生を歩み始めます。

過去を変えることで、現実そのものは変らなくても、心は変わる。心が変われば行動が変わり、未来が変わる。

ラスト、過去と向き合った4人が、画面越しに観客にメッセージを伝えてきます。このメッセージがけっこうダイレクトに胸に響きました。

興味のある方は、美味しいコーヒーでも飲みながらご鑑賞してはいかがでしょうか(^^)

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