今回ご紹介する映画、『ミスタービーン』
イギリスのコメディ番組『Mr.ビーン』の劇場版で、イギリスとアメリカの共同制作です(ミスタービーンの映画は2つあって、今回ご紹介するのは1997年公開のメル・スミス監督の方の映画です)。
とにかく主人公ビーンのやることなすことアホすぎて、見ると元気になれる映画です。
ただ、好き嫌いのはっきり分かれる笑いだと思われるので、冒頭の予告動画を見て「ムリ」と感じた方は見ないほうがいいです。
僕のようにはまる人にはかなり爆笑出来る映画です。笑いすぎて、次の日筋肉痛になりましたから。
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映画『ミスタービーン』あらすじ
名画「ホイッスラーの母」の肖像画を購入したアメリカの美術館が、ビーンの勤めるイギリスの美術館に、優秀な学者の派遣を依頼する。
そこで、イギリスの美術館の学芸員達は、何かとトラブルを起こすビーンを厄払いのためアメリカの美術館に派遣することを決定。
アメリカにつくまでにも得意のトラブルを起こすビーン。
アメリカにいる間は美術館の学芸員のデヴィット一家の家に泊まるも、家族は挙動のおかしいビーンを受け入れず出て行ってしまう。
そんな中、絵画「ホイッスラーの母」がアメリカに到着したとの知らせを受け、ビーンをつれて美術館へ向かう。
ここでビーンは、デヴィットの人生を揺るがすとんでもないことをやらかすが・・・
『ミスタービーン』感想
いやーほんっとに面白かったです。
今まで見たコメディ映画で1番笑えました。
3年くらい前かな?誰のお勧めというわけでもなく、リビングで家族が見ていたのを何となく一緒に見ていたら、家族と一緒に大爆笑。
最初はそうでもなかったんですけどね。「ただのイタい変なおじさんじゃん」なんて思って見てました。
ですが、絵画が出てきたあたりからビーンのやることなすこと、おかしくておかしくてずっと笑ってました。
多分、5年分くらいのストレスを発散出来たと思います(笑)。
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特にその頃は、色々思い悩んで何も手がつかない無気力状態だったんです。
働きもせず半引きこもりで何も出来ていない自分が情けなくてしょうがない。全てが不安で、夜も不眠で頭は休まらない。うつ手前だったんじゃないかなと今では思います。
そんな時に見たのがこの『ミスタービーン』でした。
なんというか、主人公のビーンが次から次へととんでもないトラブルを起こしますが、ビーン本人は悪いことをしたと思ってないんですよね。
好奇心のまま(というか好奇心だけで)生きている感じで。でも最後は上手くいっちゃうんです、ビーンは。
ビーンに散々振り回されたデビットも最後ビーンのことを、「そばにいると大災難に見舞われるけど、ああ神様・・・彼が好きだ」と言います。
見てもらうと分かるのですが、ビーンてどこか憎めない男なんですよね。
別れ際もデヴィットは、「自分でもどうかしてると思うけど、さみしくなるよ」なんて言います。
映画を見ている僕も、「ああ、、もう終わっちゃうのか、さみしいな」と思うほど、ビーンて見てて飽きないんです。
とはいえ、関わりたいかと言えばそれは遠慮したい・・・笑
映画の中の人物で実在しないのは分かっていましたが、「こんなふざけた人でも楽しく生きてる」と思うと、眠れなくなるほど深刻に悩んでいることがバカバカしく思えてきて笑えたんです。
今でも、仕事でミスをして落ち込んだ時などに、たまに見ています。
「ビーンに比べたら、僕のミスなんて鼻くそだ」って思えます。
だってビーンは世界的名画を落書きに変えちゃってるんですから(ここのシーンが1番面白くて好きです)。
それでもビーンは、どんなことをやらかしても、自分を卑下したり落ち込むことが無いんです。
「やべ、見つかったら怒られるかも、何とかしなきゃ。でもバレたらバレたでしゃーない」みたいな感じで、心が自由です。
ほんのちょっと、かする程度に見習いたいです(笑)。
好きな人はほんと、かなり爆笑できて日ごろのストレスも発散出来るので、ぜひ試しに見てみてください。
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