ランドセルが奇抜な色でもいじめられない3パターン、現実的に考えてみた

いや~、ランドセルってカラフルになってるんですね。

僕は毎朝自転車で通勤しているのですが、登校中の小学生を見かけるんですよ。

きれいに一列に並んで登校する姿は僕の頃と変わっていませんが、明らかに変わっている点が1つ。

なんとまあ、ランドセルの色がカラフルなこと!僕の小学校時代は「男は黒、女は赤」というのが当たり前すぎて何の疑いも起きない時代でしたから何ともまぶしい光景です。

水色や紫色のランドセル。いいですねー、各々の好きな色のランドセルで登校、素敵なことじゃないですか!

気になって、今の小学生のランドセルの色事情をネットで探ってみたんですね。すると、どうやら多様な色の選択肢ゆえ、親御さんが頭を抱える事態になっていることが分かりました。

その中で気になったのが、「小学校にあがる息子が赤いランドセルが欲しいというけれど、いじめられないか不安」「奇抜な色を欲しがるけど、高学年になるにつれ後悔するのでは?」というお母様の葛藤。

確かに今の親世代だと、僕と同じ(ちなみに僕は1988年生まれ)「女の子は赤、男の子は黒」というのが、逆らえない定めのように暗黙の了解となっていました。

だから不安になるのも当然ですよね。特に日本て出る杭はうたれる文化ですから、人との違いにすっごく敏感。

それでも出来れば子供の大好きな色のランドセルで、楽しく登校してほしいですよね。

そこで、奇抜な色のランドセルでもいじめに会わない3パターンを僕の経験も踏まえまとめてみました。

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パターン①もしもの場合、買い変える経済的余裕がある

お金で解決ってやつです。ええ、わかります。「ただでさえ高いランドセルを2度も買えるかこのやろう!」ですよね。

でも、最悪ランドセルのカバーをつければ目立つこともなくなるので、カバーを買えるぐらいの余裕があればいいんじゃないかと個人的には思ってしまいます。

ん?amazonで見てみたら、ほぼほぼクセのあるデザインなんですけど!カバーがこんなんばっかりだったら、ランドセルの色を気にする意味を感じられなくなってきた(笑)

太陽系惑星カバー↓↓自由だな~いいじゃないですか!

パターン②実際に通う学校の子供が背負っているランドセルがカラフル

「周りとの明らかな違い」がいじめのきっかけになるわけですから、生徒のランドセルの色の種類が豊富であれば、派手な色でもまず浮くことはないです。

地域差もあると思われるので、通うことになる学校近くで児童達を観察してみるのもいいですね。

ちなみに僕の家の近くを歩く小学生は、ランドセルがなかなか色のバリエーションあります。水色やピンク、紫色(けっこう派手)なんかも見かけましたよ。

ただ、「男の子が赤いランドセル」はいまだ見たことがありません。ジェンダーフリーの方向に進む現代、色での男女区別を振り払い、颯爽と赤いランドセルを背負う男の子を早く見たいです。

(赤が女の子の色ってマジで誰が決めたんですかね。赤ってかっこいい色なのにな・・・)

と思ったら、こんな本あるんですね↓↓

おねえちゃんからのお古の赤いランドセルを誇りに思って背負う、小学生のますだ君の話。

ますだ君シリーズの絵本、子供のころ読んだ記憶あるぞ。ってことは別に男の子が赤いランドセル禁止ってわけじゃなかったってことですよね、絵本にあるくらいですから。

暗黙の了解ってやつですかね。結婚して夫と妻どちらの姓にしてもいいのに、ほとんどが夫側の姓にしている実情もこのランドセル問題と通じていますね。妻側の姓を名乗れることを知らない人もいそうで怖い。

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パターン③誰に何をいわれようが揺るぎないメンタルを子供が持っている

正直、これが1番大事だと思います。「ランドセルの色でとやかく言ってくる奴がおかしい」と子供が思えるのであれば、何も心配はないわけです。

むしろこういう子って将来大物になるでしょうね。周りの目よりも自分の感覚を大切にできるって、大人でも難しいですからね。

なので子供が奇抜な色を欲しがった場合、「この色のランドセルの子はいないかもしれないから、からかわれたり嫌なことお友達から言われるかもしれないけど、それでもいいの?」ということを確認してあげればいいんじゃないかと。

ネットの体験談にあった話

ネットで見つけた話ですが、キャメル色(薄めの茶色)のランドセルをクラスメートの男の子に「う〇こ色だ!」とからかわれた時の女の子の返しが最高でした。

「へえ~、〇〇君のう〇ちって、こんな色なの?大丈夫?病院行ったほうがいいんじゃない?」と返したとか。

小学校1年生でこの返しって、何て強く賢い子なんだろうか・・・それか本当にその子の体を心配して言ったんだろうか(笑)

このぐらいの返しが出来るぐらい自分をしっかり持っている子なら安心ですね。

ちなみにキャメル色のランドセルはこんな感じ↓↓

キャメル色、明るくて上品でめっちゃかわいい!僕もこの色が良かった!

ただ、確かにう〇ち色と言えなくもない・・・健康的な人のう〇ちって黄色っぽいって言うし(笑)

ピンクのランドセルでもいじめられなかった僕の同級生の話

僕が小学生の頃は、99%「男の子のランドセルは黒、女の子のランドセルは赤」という時代でした。

そんな中、小学校6年間で一人だけ、黒と赤以外のランドセルを背負っていた同級生(女の子)がいました。

その色はピンク。今でこそカラフルなランドセルが当たり前になりましたが、当時のピンクランドセルは、それはそれは目立っていました。黒と赤の中で唯一のピンク。

「奇抜な色」と言っても過言ではないです。30数名いたクラスメイトの中でたった一人だけでしたから。

というか全校生徒の中で一人だったんじゃないかぐらい、ピンクのランドセルは珍しいものでした。

正直言って、このランドセルの色がきっかけでいじめに会う可能性も十分あり得たと思います。でもその同級生はいじめに会わなかった。

それは、「ピンクのランドセルを自慢気に見えるほど堂々としていた」からだったと感じます。

はっきりとした記憶はないのですが、やはりピンクのランドセルのその子にはちょっと「変わった子」というイメージは最初ありました。が、一人だけランドセルの色が違うことでその同級生がおどおどすることは無かった。

むしろ、「ピンクのランドセル、いいでしょ~」ぐらいの感じでした。逆に自慢げな態度のせいで何人かの女の子のひんしゅくを買っていた記憶はあります。

まとめ

 

①買い替えもありだと考えている場合

②通う学校の生徒のランドセルがカラフルな場合

③万一からかわれても、めげないメンタルを子供が持っている場合

 

以上の3パターン、どれか1つでも当てはまればランドセルは子供の好きな色で大丈夫!

僕個人としては、テレビでもあれだけカラフルなランドセルを宣伝していますから、ランドセルの色がいじめの発端になるとはまずないのでは?と思っています。

とはいえ繊細な心を持つ子供の場合は、ちょっといじられただけでもメンタルへのダメージは計り知れないですから、あまり攻めた色は避けたほうがその子のためかもしれません。

そういった性格は親御さんが良く分かる事なので、やはりケースバイケースとしか言えないですね。

それでも「赤いランドセルの男の子」が道を歩いている光景が珍しくない日本になって欲しいと、切に願う三十路男なのでした・・・

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