映画『ゴーンガール』
2時間半の間一瞬たりともダレることなく、怖いけど面白い、最高にエンターテイメント性のある映画でした!
かなりダークなブラックユーモア。こういうの好きです。
ただ、結婚前の方(主に男性)は閲覧注意の映画ですね、結婚が怖くなるから。笑
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映画『ゴーンガール』あらすじ
舞台はアメリカ・ミズーリ州。
夫であるニック(ベン・アフレック)とその妻エイミー(ロザムンド・パイク)は、幸せに満ちた結婚生活を送っていた(はずだった)。
ところが結婚5周年を迎えた日、妻エイミーが失踪する。
家の中は争った形跡があり、キッチンにはエイミーの多量の血痕が見つかった。
警察は捜査やマスコミの取材により、次第に明らかになっていく夫妻の結婚生活のほころび。
エイミー殺害の疑いを持つに足る事実が発見されてゆき、ついに夫のニックに妻殺害の容疑がかけられるが・・・
映画『ゴーンガール』感想(結末ネタバレあり)
恐らくこの映画のネタバレ部分は、「夫に容疑が向くように仕向けた、妻の計画的失踪」だと思うのですが、この展開は特に衝撃はあまりないんですよね。
あーやっぱりねーって感じで。しかも、旦那は失業してから怠けて、おまけに浮気までして、そりゃあ痛い目にあわせたい気持ちもわかる、気がする。
だから観客もエイミーに同情というか、最初は肩入れすると思うんですよね。
エイミーの日記には旦那から暴力受けただ目に殺気を感じるだ、とくかく旦那からひどい扱いを受けてます的な事を書き連ねてますし。
ところがどっこい!この日記もエイミーによる失踪計画の一部、いわばエイミーの作品。
そして面白いのはここから!妻の視点に変わってからが本番!失踪計画の種明かしから始まり、エイミーのきれっきれのサイコパスな本性があらわになります。
自分の血を大量に抜いて床にばら撒いてふき取るのですが、わざと雑にふき取る。雑な夫がやったように見せるため。こわっ・・・こりゃニック、勝ち目ないわ。
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身を隠したモーテルでは隣人にお金を奪われて計画が狂い、エイミー暴走。
暴走っていっても、臨機応変にうまくやるから怖い。
お金がないから、金持ちの元彼に言い寄り、ゴージャスな別荘で匿ってもらうのですが、この元彼がまたクセが強い(笑)。
完全にエイミーを理想化していて、利用されているなんて夢にも思っていなかったんでしょうね。なんかもう、哀れで哀れで・・・
最後誘拐犯に仕立て上げられて、のどを切られて裸状態で死亡。ああ、哀れ・・・
元彼を派手に殺害し、血まみれでニックの元に戻るエイミー。奇跡の生還とマスコミは大騒ぎ。
「お前みたいなくそ女と一緒になんていられるか!」とエイミーと離れようとするも、エイミーから妊娠(これもエイミーの計画通り)の事実を伝えられ、親としての責任から仮面夫婦としてやっていくことを決意するニック。
爽快感を感じる女性もいそうですね
男性からしたらこんな恐ろしい話ないのですが、女性が見るとどうでしょう?
仕事しないでゲームばっかりして、若い女と浮気して。そんなポンコツ気味の旦那を最後には完全に支配することに成功。
エイミーを怒らせたら命の危険すらありますからね、もう甘えたことは出来ませんよニックは。
このラストに内心スカッとする女性、いるんじゃないかなと・・・
僕の女友達が少し前に、「男って甘やかすとすぐ調子にのって怠ける」なんて言ってましたが、エイミーもそんな気持ちだったのかも。もちろんやりすぎですけどね。
「ちゃんと役割を演じて」なんてセリフがありましたが、これはつまり、
「私は妻としての役割を完璧に演じてる。だからあなたも夫としての役割をしっかり演じてちょうだい」ってことなんでしょうね。
結婚て、シビアだな・・・(汗)
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