映画『アイアムアヒーロー』日本のゾンビは個性的!ネタバレ感想

動きが絶妙で、個性豊かなゾンビ達。

これでもかと、爽快感すら感じさせるグロ描写。

シリアスな場面でちょいちょい出てくるコメディ要素。

いや~、日本のゾンビ映画、面白いじゃないですかー!!

というわけで、映画『アイアムアヒーロー』の魅力を語っていきたいと思います!

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映画『アイアムアヒーロー』あらすじ

「えいゆう」と書いて「英雄(ひでお)」です。

そう自己紹介する主人公・英雄(大泉洋)はうだつの上がらない漫画家志望のさえない男で、漫画家のアシスタントとの仕事で生計を立てていた。

15年前に新人賞を獲ったこともあり、漫画家になる夢を諦められない。

そんな生活に愛想をつかした同棲中の恋人てつこ(片瀬那奈)は、「あなたのは夢じゃなくてただの妄想」と英雄を家から追い出してしまう。

翌日職場に行くと、体調の悪そうな同僚。テレビニュースでは「新型ウイルスが流行している」と報じている。

その夜てつこから「ひどいこと言ってごめん。私、やっぱり英雄君といたい」と電話がかかってくる。

翌日家に戻ると、鍵がしまったまま呼びかけてもてつこの返事がない。郵便受けから覗くと、てつこは人間とは思えないような動きでドアを開け、英雄を襲う。

何とか逃げ、職場に向かうも、同僚(塚地武雅)が血だらけのバットを持って立っていた。

てつこと同じく、新型ウイルスに感染した同僚をバットで殴り殺していたのだ。

「頭を破壊しないと死なないらしい」と教えてくれたその同僚も、すでに噛まれ、感染していた。

外へ逃げると、町中がパニック状態。人々は「ZQN(ゾキュン)」と呼ばれるウイルスに感染しゾンビ化した人々から逃げ惑っていた。

英雄は逃げる道中、女子校生の比呂美(有村架純)と出会い、ネットの掲示板で安全だと書かれている富士山を2人で目指すが・・・

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映画『アイアムアヒーロー』感想(ネタバレ含む)

邦画でゾンビって、正直あまり期待していませんでした。が、この『アイアムヒーロー』、マジで面白かったです。

日本らしい、恐怖がじわじわくる感じとか、ゾンビの動きも独特なクセがあったりと、日本ならではのゾンビを堪能することが出来ました。

もう動きだけで怖い。特に序盤のてつこ(片瀬那奈)ゾンビ、最高。動きも半端なく気持ち悪くて、ゾンビというより悪霊に取り付かれたような姿でホラーでした。

アメリカのゾンビ映画だと、銃でバンバン倒せますが、日本はそういうわけにもいきませんからね、バットやらでチンピラのけんかのような戦い方しか出来ないわけですよ。

同僚が雇い主の漫画家ゾンビをぼこぼこにするシーンもなかなか印象的でして。仕事の不満をぶちまけながら雇い主を必要以上に頭を殴る姿が、色々な意味で怖かったです。

比呂美(有村架純)がゾンビ化するシーンも、迫力があっていいですね。でも結局、半ゾンビ化で終わりましたが。英雄を襲うこともなく、むしろたまに異様な怪力を発揮して助けてくれます。

開始1時間ほどで、長澤まさみが登場!ショッピングに油断していた英雄をゾンビから助けてくれました。

個人的に長澤まさみは、しおらしい役より強い役が似合うと思います。というか、僕が強めの女性が好みってだけかも。

「過去の記憶の中を生きている」というゾンビ達の動きに、バラエティがあって面白いですね。

買い物中毒の女性ゾンビが半狂乱で店のドアを開けようとしていたり、サラリーマンゾンビが電車の手すりを持つ格好で止まっていたり。風刺がきいてますね(汗)

クモみたいにはっているゾンビもいて、「変なのもいますよ、人間と同じで」だと。なるほどね、個性は尊重しないとね。

なんて悠長なことは言ってられず、長澤まさみ達と一緒にゾンビと戦うわけですが、容赦なくグロい・・・

最後英雄が半ば開き直りの境地で猟銃をぶちかまし(大泉洋がかっこよく見えた)、辺りは死体だらけ。

その血の海の中を、ものすごい速さで襲ってくる最強ゾンビ。よりによってここで銃弾尽きる・・

僕はてっきり、最後比呂美が覚醒して、派手にラスボスの陸上選手ゾンビ(強すぎ)を倒すかと思ってました。

が、ここは英雄が決めてくれましたね。あまりにラスボスゾンビの足が早いため、向かってくるゾンビを猟銃でなぐるだけで頭が豪快に吹っ飛び、ザ・エンド。

最後は長澤まさみ、半ゾンビの比呂美、英雄の三人が車で脱出して終わり。

半ゾンビの比呂美はどうなるんだろう?

あ、なぜか長澤まさみだけ役名じゃなく書いてますね。

でも長澤まさみは長澤まさみって感じなんだよなー(意味不明)

続編希望!

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