愛犬家は3回は絶対泣く!映画『僕のワンダフルライフ』ネタバレ感想

映画『ワンダフルライフ』は、予告を見て気になっていた映画でした(予告の時点でうるっときてしまった)

数年前に、大好きだった愛犬を亡くした過去のある僕には、「犬が生まれ変わって大好きだった飼い主に会いに行く」って、もうそれだけで泣きそうになるわけです。

今まで生きてきて1番泣いた映画が『ハチ公物語』ですからね。あれは何回見ても同じところでないてしまいます。

さて、この『僕のワンダフルライフ』は、どれくらい僕の涙腺を破壊してくれるのか、いざ鑑賞!

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映画『僕のワンダフルライフ』あらすじ

雄のゴールデンレトリーバー、ベイリーは野良犬として生まれ、暑い中車の中に放置され危ないところを、8歳のイーサンとその母親に助けられる。

初めて見る人間の男の子。その時ベイリーは、イーサンから離れないと誓う。犬を飼う事を渋る父親を母親が説得し、ベイリーは家族の一員となった。

それから2人はいつも一緒。ベイリーは悪気なく困らせるようなこともするけれど、イーサンにとって1番の親友だった。

イーサンが高校生になると、イーサンの彼女・ハンナも仲間に加わった。アメフトで活躍するイーサンは名門大学の奨学金を獲得し、ハンナと一緒の大学に行く事を楽しみにしていたが、イーサンに嫉妬する同級生が家に花火を投げ込み、大火事になってしまう。

母親とベイリーを非難させるも、イーサンは逃げ遅れ足に大怪我を負ってしまう。情熱を傾けていたアメフトも出来なくなってしまった。

祖父母の家で療養するイーサンの元にハンナが見舞いにくるも、失意のイーサンは「同情されたくない」と別れを告げ、追い返す。

足が治ると、イーサンは農場経営の学校に通うためベイリーを置いて家を出る事を決意。ベイリーは必死にイーサンの乗る車を追いかけるも、イーサンの決意は固く2人は離れ離れとなってしまう。

時が流れ、ベイリーは臨終の時を迎える。駆けつけ悲しむイーサンを心配しながらベイリーはこの世を去る。

その後、最愛のイーサンに会うため、ベイリーは50年で3回生まれ変わる。生まれ変わって3度目の犬生で、とうとう年を重ねたイーサンとの再開を果たす。

そこでベイリーは、自分の果たすべき使命に気づくが・・・

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『僕のワンダフルライフ』ネタバレ感想

そりゃあ泣きますよ。

演技だとわかってても、可愛いわんこの臨終の時を3回も見せられたら。全部泣かずにはいられませんでしたよ。

イーサンの飼い犬ベイリーとして亡くなった時、最後イーサンの匂いを探すところでまず号泣。

1度目の生まれ変わり(警察犬エリー)

1度目の生まれ変わり、警察犬(シェパードのエリー)としての犬生は、孤独な警察官カルロスを助け、犯人に撃たれ亡くなります。カルロスの孤独を癒そうとする姿がいじらしかったです。

人間には埋められない心の隙間を、犬は満たしてくれるんだよな。

2度目の生まれ変わり(コーギーのティノ)

2度目の生まれ変わりの犬生では、コーギーのティノとして黒人の女子大生マヤの元で生きます。マヤは人と関わるより一人でティノと過ごす時間が大好き。

そんなマヤも犬を通じて恋人ができ結婚。たくさんの子どもが生まれ、ティノは賑やかな家庭で(主に子供達のおもちゃにされながら)楽しく過ごし寿命を迎え亡くなります。

最後マナが、「何を考えてるの?」とティノを撫でながら涙混じりに聞くんです。横たわり死を待つ愛犬。元気に走り回っていたのがつい最近のことのように思い出されます・・・

ちゃんと愛してあげられたか、幸せでいてくれたか、考えてしまうんですよね。

思い出して涙出てくる・・・僕はそんないい飼い主ではなかったので、その時の後悔や罪悪感、寂しさ、焦りの感情を思い出しました。「なんでもっと大切にしてあげられなかったんだろう」って。

3度目の生まれ変わり(セントバーナードのバディ)

3度目の生まれ変わりで、貧しいカップル(育ちがあまりよろしくなさそう)に飼われるのですが、外に鎖でつながれたまま放置されます。ごはんだけもらって、体は洗ってもらえず汚れています。

結局捨てられて、さ迷う中でイーサンの家にたどりつくわけです。イーサンがその後どのような人生を送ったのかは分からないのですが、孤独で寂しそう。

ベイリーはイーサンの家に来る途中嗅いだ覚えのある匂いを感じるのですが、この匂いがハンナであることを思い出します。

そこでベイリーは気づきます。自分の生きる意味、それはイーサンとハンナを再会させ、幸せにすること。

ハンナの元へ行くベイリー、ベイリーの首輪につけられたイーサンの名前に驚くハンナ。

最後はイーサンとハンナを再会させ、ハッピーエンド。

いえいえ、もう1つベイリーにはやるべきことがありました。それは、自分がベイリーの生まれ変わりだとイーサンに気づいてもらうこと。

昔よく遊んだアメフトのボールをイーサンの元にくわえていきます。一緒に遊ぶうち、イーサンはすべてを察し、数十年ぶりの3人の生活が始まりました。

「楽しむこと。困っている人を探し、救う事。

過去をいつまでも悲しまず未来を憂いもしない。ただ、今を生きる。今を、一緒に生きる」

という最後のフレーズ。ベイリーの生き方そのものでした。「今を生きる」犬の天性の能力は見習わないといけないなと感じました。

愛犬家のすべての方に見てほしい映画です。

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