真冬のおでんのように心に染み入る映画『あなたが寝ている間に』あらすじ感想

映画『あなたが寝ている間に』鑑賞。

 

孤独な妄想ヒロインに降りかかる、ちょっと変わった奇跡の物語。

真冬に食べるおでんのように、心に染み入る映画となっております。

かなりおすすめ!

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映画『あなたが寝ている間に』あらすじ

シカゴの地下鉄改札係の仕事をする天涯孤独なルーシー(サンドラ・ブロック)の生きがいは、毎日顔を合わせるだけの一人の乗客・ピーター(ピーター・ギャラガン)。

「彼と結婚する」と勝手な妄想を抱くことが彼女の慰めとなっていた。

クリスマスイブの日、不良にからまれ線路に落下し気絶したピーターを助けたルーシーは、病院でふと口にした言葉により、ピーターの婚約者ということになってしまう。

意識の戻らないピーターをよそに真実を言えないまま、ピーターの家族と仲良くなっていく。

最初はルーシーを疑いの目で見ていたピーターの弟・ジャック(ビル・プルマン)とも、次第に惹かれあう仲になるが・・・

映画『あなたが寝ている間に』感想

憧れの男性・ピーターを助け、搬送された病院の処置室に「ここからはご家族しか入れません」と言われ立ち往生しながらボソッと言った「彼と結婚するのに・・・」という言葉を耳にした看護師が婚約者だと勘違いし家族に説明したことで、婚約者となったルーシー。

勝手に盛り上がるピーターの家族にあっという間に巻き込まれ、仲良くなっていくハートフルなコメディ映画です。

婚約どころか話もしたことがないにも関わらず、いきなり婚約者(笑)

「彼と結婚するのに・・・」というセリフは、頭の中の妄想がつい口に出てしまったのでしょう。でもそのおかげで、ルーシーは孤独から解放されます。

人生言ったもん勝ちってやつですかね(笑)

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クリスマスに家族で賑わう温もり、安心感。そしてピーターの弟とのラブロマンス。

弟が出てきた瞬間に、「あ、こっちとくっつくのね」というのが分かりやすいです。

氷の上を2人で歩く時に、すべらないようにお互いを支えあいながら、結果イチャついているシーンが個人的に好き。

サンドラ・ブロックが可愛いすぎです。

ピーターに恋焦がれていたルーシー、その弟ジャックとの出会いで、ピーターへの気持ちはどこへやら。

そんなタイミングで、ピーターが意識を回復してしまいます。

意識が回復したピーターは、ルーシーを見てどんな反応をするのか?

ジャックとの恋はどうなるのか?

その後の展開は、見てのお楽しみ。

そしてラストシーンがたまりません。ルーシーがプロポーズされるのですが、そのプロポーズの仕方がにドキュンと胸がときめきました。

「予期せぬ人生が、人生だ」という、ルーシーの今は亡き父親のセリフ通りの物語。

人生がガラッと変わるきっかけは、実はそこらじゅうに落ちているのかもしれません。そんなことを感じさせてくれる作品です。

毎年クリスマスシーズンに見る映画コレクションに入りました。それぐらい好き。たぶん、何回見ても飽きないです。

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