『デッド・サイレンス』ラストのクールな演出がかっこいい!ネタバレ感想

ホラー映画『デッド・サイレンス』鑑賞。

叫んだら舌を切られるため、見ている側も思わず口をふさいでしまう映画でした。

ラスト、キレのある演出がかっこいいと思ったら、映画『saw(ソウ)』と同じジェームズ・ワン監督作品だった!

↓↓予告というか、最初の数分がそのまま見れます。

話の終盤あたりで、sawのジグソウ人形も友情出演(?)していて、1人でテンション上がってました(笑)

そして、ラストの何ともスマートでキレッキレのオチが最高。ジェームズ・ワン、やっぱりあんた天才!!

思わず「えぇ!!!」と声が出てしまうほどの衝撃でした。

ネット上の評価を見ていると、好みが別れているようですが、僕はこういうの大好物。まだ見てない方は、ネタバレ見ずに鑑賞することをおすすめします!

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『デッド・サイレンス』あらすじ

ジェイミーとリサ夫妻の元に、差出人不明の箱が送られてくる。中には腹話術人形が入っていた。

不審に思いつつも人形を家に置き、ジェイミーは1人で買い物に出かける。

買い物を済ませ家に帰ると、舌を切られ無残な姿で亡くなっている妻・リサを発見する。

送られてきた人形と関係があると感じたジェイミーは、送り主を突き止めるためとある町へと車を走らせる・・・

ネタバレ感想

こういう硬派な雰囲気のホラー、大好き。

人形が送られてきてから妻・リサが殺されるまでのシーンが1番怖かったです。

最近見た『チャイルド・プレイ』の殺人人形チャッキーは表情豊かに動き回る奴でしたが、『デッド・サイレンス』の人形・ビリーは全く動きません。

口がパカっと開いたり、目がギョロギョロ動くだけ。それが逆に怖かった。やっぱり人形は表情の変化が無く、無機質な感じの方が怖いです。

で、真相を突き止めるため、人形・ビリーが入っていた箱に書いてあった名前の町に行きますが、そこはジェイミーの故郷でした。

腹話術師・メアリーの理不尽極まりない復讐劇

ジェイミーは、幼いころから何度も聞かされたフレーズを思い出します。

「メアリー・ショウにご用心。子のない彼女は人形が好き。夢で彼女に会っても・・・叫んではいけないよ」

このメアリーという女性は昔、村で人気の腹話術師でした。その相棒が人形ビリー。

いつものように腹話術を披露していると、1人の少年が「唇が動いてるよ、あの人がしゃべってるんだ」と叫ぶ声。

これに対し、メアリーはプンプン。そのすぐ後、発言した少年は行方不明となり、誘拐の容疑がメアリーに向きます。

村人達は、メアリーの家に侵入し、叫ぶメアリーの舌を切り殺害。メアリーの遺体は101体の人形と共に埋葬されます。しかもメアリーの遺言どおり、メアリー自身を腹話術人形風に改造してからの埋葬でした。

メアリーを埋葬後、メアリー殺害に関わった村人やその家族が、次々と舌を切られた状態で発見されます。

そのような事があり、「メアリーの幽霊を見て叫び声をあげると、舌を切られて殺される」という都市伝説のようなものが生まれました。

ジェイミーは、「唇が動いてるよ」と言って行方不明になった少年の甥にあたる親族。メアリーの呪いは末代まで及ぶようです。

(ちなみにジェイミーの妻が殺されたのは、お腹にジェイミーとの子供を妊娠していたから。冒頭で妻のリサが鏡を見ながらお腹さすってましたね。

てっきり自分のスタイルの良さに酔いしれてるのだと思ってました。こんな細かい伏線が張られていたとは・・・)

終盤でこの行方不明になった少年がメアリーによって人形に改造されていたことが発覚。

いや、何もしてないのに村人達に殺されたのなら恨んでも仕方ないよ。でも結局子供誘拐して殺して改造までしてたんでしょ、それで殺した村人を末代まで呪うって、そりゃないぜ。いくらなんでもやりすぎよ、メアリーさん。

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衝撃&かっこいいラスト

人形にまつわる呪いの真相を知ったジェイミーは、メアリーからのあの手この手のサプライズに叫ぶこと無く、ビリーを含む101体のメアリーの人形を葬ることに成功。

操る人形が無くなったことで、メアリーも消滅。かと思いきや、ここからが本番。

物語の中盤に出てきたお父さんは実はジェイミーと会った時には死んでいて、腹話術人形にされてジェイミーの義母・エラによって生きているかのように動きを操作されていたのです。

で、話の中で何度も出てくる「完璧な人形」とは、ビリーのことではなく、エラ。

オープニングで「完璧な人形」の文字と同時にビリー人形が作られているので、すっかりミスリードされました。

メアリーの作った人形は101体ではなく、エラという完璧な人形を作っていたのでした。いや、完璧すぎるでしょ。このオチ、気づけた人いるのかな?

何といっても、この一連のオチのばらし方がかっこいい。

お父さんがガクっと前に倒れたことで背中の操り棒が全開、一瞬の映像でネタバレをするスマートな演出。

「完璧な人形が実はエラだった」という事実も、「完璧な人形」と書かれた紙をぺらっとめくるとエラの似顔絵が書かれていた事でこれまた一瞬でネタバレ。

ガクッ!そしてペらッ!なんともクールなオチの描き方ではないですか!と僕は感動さえしましたよ。

そしてこの事実をを知ったジェイミーは発狂。その叫び声で待ってましたとばかりに舌を切られ、サクッと終了。

最後に

かっこよくて面白い、大満足な映画でしたが、1つだけどうしても納得いかないシーンがあります。

何でよその町から来た刑事さんまで舌切られちゃったの??

刑事さんも実は村人の子孫だったって事?それとも、ただの巻き添え?誰か教えて~!!笑

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