『フォルトゥナの瞳』鑑賞。
神木龍之介の自然で柔らかい演技は見ていて心地が良いし、何と言っても、大音量で流れるONE OK ROCKが歌う主題歌(予告でも流れてる曲)が最高でした。
2人が幸せそうに過ごすシーンがピュアすぎてたまらんです。
あまりに幸せそうで、心なしか映画のスクリーンがまぶしかったです(笑)
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■目次
『フォルトゥナの瞳』あらすじ
幼い頃、飛行機事故に会い、友人も恋人もなく人生を諦めたかのように生きていた木山慎一郎(神木隆之介)は、死を目前にした人間の体が透けて見える力(フォルトゥナの瞳)を持っていることを知ったことから生活は一変。
このような能力を持ってしまったことに戸惑い、苦悩の日々を送ることとなる。
そんな日々の中で、桐生葵(有村架純)と出会い互いに惹かれあい、2人は幸せな時間を過ごす。
しかし、ある日葵の体が透けて見えるようになり・・・
監督&キャスト
監督:『僕はあした、きのうの君とデートする』の三木孝浩監督。
キャスト:神木隆之介、有村架純、志尊淳、DAIGO、松井愛莉、時任三郎、斉藤由貴
原作
『フォルトゥナの瞳』感想
伏線がわかりやすく展開が読みやすい
この映画の最大の肝は、「ヒロイン・葵(有村架純)もフォルトゥナの瞳を持っていた」ってとこですよね。
葵が死を目前にした運命にあることを察知した(葵の手が透けて見えた)主人公・木山慎一郎(神木隆之介)は思わず葵を抱きしめ、「必ず守る」と誓います。
その後、慎一郎が帰っていく後姿を切なそうに見つめる葵の表情で分かるんです、「葵には慎一郎の体が透けて見えているんだな」ってことが。
どアップで葵がわかりやすい表情するんで、たいていの人はわかるんじゃないですかね。
で、フォルトゥナの瞳を持った人間が人の運命を変えると、その代償として自分の寿命が縮んでしまうわけですが、慎一郎はすでに2人の人間の命を助けたことにより心臓が弱っていました。
「これ以上人の運命に関わると死ぬ」と医者からも言われていましたから(その医者もフォルトゥナの瞳を持っている)、「葵の運命を変える」と固く決意した慎一郎は死を目前にしていることと変わらないわけです。
(今思ったけど、フォルトゥナの瞳を持っている人間、多すぎw)
電車の事故で死ぬ運命にある葵を旅行に誘い、葵の運命を変えようとするも、葵は慎一郎に生きて欲しい気持ちから自ら運命を受け入れ電車に乗ります。
僕はてっきり、彼女が運命を受け入れて終わり、かと思ってたらそうじゃなかった。
まさか慎一郎が体を張って線路に立ちふさがり、電車を止めるとは・・・
最悪そのまま自分が電車に轢かれる覚悟ですよね。(電車はちゃんと止まってくれましたが)
愛の力ってすごいんですね・・・(遠い目)
何の迷いもなくまっすぐに葵を守ろうとする慎一郎の姿がまぶしかったです。
DAIGOのクズ野郎の演じっぷりは見ごたえあり
主人公の初恋の女性をもて遊ぶ役をDAIGOが演じてるんですけどね、なかなかいい味出してます。
テレビでは、穏やかで優しさがにじみ出ちゃってる雰囲気ですが、悪役もいけるんですね。
最初出てきたとき悪役の雰囲気が出せるのだろうかと勝手に心配しましたが、ちゃんと不快感を感じさせるクズを演じてました(笑)
嫌な感じのDAIGO、新鮮で良かったですよ。
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その他のキャストも最高
春の日差しを感じさせる神木隆之介の演技。
個人情報保護違反さえもささいな事に感じさせられてしまう有村架純の可愛さ。
甘いマスクで粗暴だけど、まっすぐな青年を見事に演じた志尊淳。
父親のように主人公を見守る時任三郎の安定した存在感。
さりげなく心に刺さるセリフをナチュラルに発してスクリーンを和ます斉藤由貴。
「運命って決まっていると思いますか?」という主人公の問いに、「人は1日のうちに9000回も何かを選択している。それだけの数の選択をしていて、運命が決められているなんてたまったもんじゃないわ」ってな感じのことを答えるのですが、そう言われるとそんな気がしてきます。
9000回のうち、意識して1つでもいつもと違う選択をすれば、もしかしたら運命なんてあっさり変わってしまうものなのかもしれません。
最後に
映画を見終わって、何が1番心に残るかといったら、やっぱり2人が幸せそうに過ごすシーンです。まぶしいんですけど、すごく自然な感じで思わず口元がゆるみます。
あまりに爽やかで幸せそうな2人を見ていると、「うらやましい」とかいう次元を超えて、こちらまで幸せな気持ちになりました。
バックで流れるONE OK ROCKの曲がまた良くて・・・
神木君は恋愛映画での主演はこれが初めてのようで、神木君が好きな人は必見です。
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