『1408号室』ラストの解釈によって後味の良し悪しが180度変わる映画

映画『1408号室』鑑賞

「いわくつきのホテルの一室に泊まってみました」

ってな感じで、どこぞのユーチューバーが動画のネタにしそうな設定でございます。大好きです。

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映画『1408号室』あらすじ

アメリカ各地の超常現象を日々追いかけまわる作家のマイク(ジョン・キューザック)の元に、一枚のハガキが届く。

そこには「ドルフィンホテルの1408号室には絶対に入ってはならない」との文言が。

興味を抑えられないマイクは早速ドルフィンホテルに向かい、入るのを止めようとする支配人のオリン(サミュエル・L・ジャクソン)を説得し、1408号室に泊まることになるが・・・

『1408号室』感想

たまらない!

マイクがドルフィンホテルの部屋に入るまでの高揚感あふれる導線がたまらない!正直、そこまでの過程が1番面白かったです。

悪魔も神も信じないマイクは、恐らく何十・何百という心霊スポットに行くも、一度も幽霊を見たことがありません。

そんなマイクの元に届く「ドルフィンホテルの1408号室には絶対入るな」とのわかりやすいフリ。

上島竜浜の「押すなよ!」と一緒。

上島竜兵に「推すなよ!絶対押すなよ!」って言われたら、押さないわけにはいきません。

「1408号室、絶対入るなよ!」と言われてしまえば、1408号室に入るのが礼儀ってもんですよ。

で、マイクが電話で予約を取ろうとするも、泊まる日にちも言わない段階で「空いてません」って。

相当やばいとこじゃん、ってマイクも僕もテンション上がります。

ホテルに行くも、3回ぐらい「ちょっとお待ちください」って焦らされて、やっと出てきたのがホテルの支配人。

「スイートルームご用意しますよ」とか、

「1408号室の隣の部屋はいかがですか?」とか、

とにかく焦らす!

あげくのはてに、「私の部屋でお話ししましょう」って。

何でそんなに渋るのさって思うじゃないですか?

支配人が1408号室に客を入れたくない理由ってのが、「後片付けが嫌だから」って。

1408号室に入る客、みんな1時間も経たずに死んじゃうからって。

死体を片付けるの、もう嫌なんだって。

窓から飛び降りたり、自分にナイフを突き立てたり、チキンスープで溺れて死んじゃうんだって。

チキンスープで溺れるってどいうこと?って気になるところですが、それは最後までわかりませんでした。気になる・・・

それでもマイクは信じない。幽霊なんていないと確信してるから。

「お願いですから1408号室に入らないでください」って懇願してもマイクの決意は変わりません。

むしろ、やめろって言われるほど燃えちゃうとこあるじゃないですか、人間て。

で、さすがのマイクもちょっとビビリながら1408号室に入る。

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入ってみると、ふっつーの部屋。

マイクに余裕の表情が戻ります。

窓から外を覗いていると、突然かかる、カーペンターズの曲。

ちょっとビビッたマイクがベッドに目を移すと、なぜかベッドのカバーがめくられ、チョコレートが2つご丁寧に置いてある。

そのチョコを食べながら、浴室へ行くと、トイレットペーパーがきれいに三角折にされています。

さっきワイルドにトレットペーパー、引きちぎったはずなのに・・・

さすがにマイクもそわそわしてきます。

とは言え、ここまでは全く怖くないですね。流す音楽もカーペンターズだし、チョコレートを二つもプレゼントしてくれるし、トイレットペーパーもきれいに折られているしで、1408号室を仕切っている幽霊?悪魔?はお上品なんじゃないかと思うほど。

その後も、部屋の絵が傾いたり、空調の調子がおかしくなったりと地味な脅しが続きます。

窓にガッシャンと手を思いっきり挟まれたところでようやくホラーに。

その後は、変なおじちゃんが刃物持って襲ってきたり、幽霊が窓から飛び降りたり、壁から血が流れたりといった下手な感じになってきて、正直僕は「ここまで焦らしてこの程度か・・・」なんて思ってしまいました。

と思って見てたら、現実と幻覚の堺が分からなくなるような面白い展開があって、結局見入っちゃいました。

最後は生きてこの部屋を出ることは出来ないと悟ったマイクが、部屋ごと抹消しようと部屋に放火。駆けつけた消防士に助けられ、マイクは生き残ることに成功。

と思ったら、実はマイク、生還に失敗したとも解釈できるようで・・・

どうやらラスト、奥さんのそばでマイクが部屋に持ち込んだレコーダーを再生するシーンが物議を醸しているようですね。

レコーダーには、亡くなった娘との会話がしっかりと記録されていました。

亡くなった娘との会話は悪魔が仕掛けた幻覚だと思いきや、幻覚ではなかった。

それを聞いて驚く奥さん。無表情なマイク。

なんとこの時のマイクは、マイクではなく中身は悪魔。本当のマイクは部屋で死んで、体を悪魔に乗っ取られたと。

そう解釈すると怖い!ありがちだけど(笑)

僕はマイクが助かってハッピーエンドだと解釈し、娘との会話が残っていることにちょっと感動すらしていましたが、上の解釈だとバッドエンドとなるわけで、解釈の違いによって180度変わるエンディングが後を引いています。

マイクの最後の表情をどう読み取るかで変わるのだと思います。

あなたはどっちだと思いましたか?

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