先日、精神科医・樺沢紫苑先生の動画セミナーで初めて知った、「AIカウンセラー」。
米国では、チャットボットによるカウンセリングが登場した。単に愚痴を聞いてくれる会話ロボットではない。「認知行動療法」に基づいた質疑を通して、相談者の気分を毎日確認、記録する。
「人間の変わりにAIが働く時代がくる」なんて言われていますが、まさかカウンセラーまでAIが担うようになっていくのには驚きました。
だってカウンセラーっていったら、人間らしい、というか人間にしか出来ない仕事のように思うじゃないですか?
機械に悩み相談なんて無理でしょ?なんて思ってましたが、よく考えたらいつも検索という名の相談をグーグルにしているようなもんなんですよね、現代人は(笑)
しかもAIカウンセラーは「認知行動療法」という専門的な知識を使ったカウンセリングをしてくれるという優れもの。
今の段階では基本的なアドバイスだけのようですが、これから精度が上がっていくのは確実です。
今回は、精神科医・樺沢紫苑先生が語るAIカウンセラーのメリットデメリットをまとめていきます。
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■目次
AIカウンセラーの3つのメリット
恥も遠慮もなく、気持ちを打ち明けることが出来る
これが一番のメリットでしょうね。
人間のカウンセラーだと、生身の人間ですからどんなに相性が良くても必ず気は遣います。
適切なカウンセリングには、相談する側の自己開示が必要となりますから、この「恥も遠慮もなく相談できる」というメリットはかなりでかい。
365日&24時間、相談ができる
これもAIならではのメリットですよね。
人間がカウンセリングを行えるのはカウンセラーの受付時間内という縛りがあります。
夜中に相談したくても出来ない、なんてこともあるわけで・・・
そんな時にAIカウンセラーが話を聞いてくれるのはありがたい。
自殺者を減らすことが期待できる
精神科医・樺沢紫苑先生の話によると、自殺する人の6~7割は、誰にも相談することなく自殺してしまうんだとか。
いじめにあっている子供の3~4割も相談できていないのが現状。
そこで、AIカウンセラーが最後の砦となってくれることが期待できます。
秘密は守ってくれるし、恥も遠慮も必要なし。真夜中でも相談可能。
そんなカウンセリングなら、相談するハードルは激しく下がるはずです。
「死にたい」そんな気持ちも吐き出すことが出来そうですよね。
ん~!!AIカウンセリング、素敵じゃないですか!!
とは言え、人間のカウンセラーがいなくなることは無いと樺沢先生は断言しています。
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AIカウンセラーの唯一のデメリット
AIカウンセラーのデメリットは1つだけ。
「共感や癒しを与えてはくれない」ということ。
膨大なデータや知識から、適切な対応をすることは恐らくAIが圧倒的に優れているでしょう。
ですが、心のつながりや共感は持てません。
生身の人間にしか、人間の心を癒すことは出来ない。
ここで、人間のカウンセラーの存在が必要になってくるんですね。
樺沢先生によると、コミュニケーション能力を必要とする仕事はAI時代でも人間が必要なくなることは無いそうです。納得。
将来、AIは最高の助手となる
情報処理はAIが、心のケアは人間が、と言う風にAIと人間が手を取り合えば最強なのでは?!と思うと、AIが進化していくことは素敵なことだと思えます。
樺沢先生のおっしゃるように「AIは人間を手助けする最高の助手」なんですね。
これからAIが進化していくと、様々な仕事のあり方が変わってくるようです。
例えば介護。
介護ロボットが移動や入浴、排泄を担当。心のケアは人間の担当。
人不足で過酷な現場となっている介護の現場にとって、AIは希望でしかないですね。
「AIに仕事を奪われる」と考えるのではなく、「AIが仕事を手伝ってくれる」と思えば、AI時代って歓迎すべきものではないでしょうか。
「AIをどうやって活用して世の中を良くしていこう?」そんな風に主体的に仕事をしていける人にとって、最高の時代が到来しようとしています。
一方、言われたことだけやるような仕事は、完全にAIの得意分野ですから、とって代わられてしまうのも事実。
指示待ち人間は確実に危ない時代でもあります。
人間にしか出来ない、自分にしか出来ない仕事をする人間が活躍する時代になっていくのでしょう。
僕も必死に模索する毎日です・・・(汗)
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