『スマホを落としただけなのに』鑑賞してきました。
「犯人、貞子やん!」って思って後で調べたら、『リング』と同じ中田秀夫監督で思わず笑ってしまった。
「絶対貞子を意識してるでしょ」って。
ある意味『リング』の貞子より怖いです。IT技術を駆使してじわじわ追い詰めてきますから。
スマホを落とした「だけ」で済むわけないがことはわかっていたつもりでしたが、この映画を見てその危なさを実感。
「スマホ置き忘れダメ、絶対!」な内容になっているので、スマホをお持ちの方は、一見の価値ありです。つまり、日本国民ほぼ全員見たほうがいいです。
とりあえずスマホを落とした登場人物のように、「パスワードを自分の誕生日の数字で設定する」なんて安易なことはやめましょうね(個人的に、1番の突っ込みどころでした)
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■目次
『スマホを落としただけなのに』あらすじ
恋人の富田(田中圭)に電話をかけた麻美(北川景子)は、知らない相手が電話に出たことに戸惑う。
電話越しの相手が言うには、「タクシーで拾って持って帰って来てしまった」とのこと。
「今から言うカフェに拾ったスマホを預けるから、受け取りに行ってほしい」という指示に従い無事、恋人のスマホを取り戻すことができ安心していた。
が、その後、見に覚えのないクレジットカードの請求や、SNSで繋がりのある知り合いからのストーカー行為、恋人の浮気をほのめかすような写真が送られてくるなど、不安が募る。
一方、時を同じくして、「長い黒髪の女性」が連続して殺されるという事件が発生していた。
事件の真相と共に、麻美が隠し持つ秘密が明らかになっていく・・・
『スマホを落としただけなのに』感想
極力ネタバレにならないよう注意して書いていきます。
犯人役の演技が色んな意味でやばい
多分、見ている人の大半は、犯人が出てきたところで「こいつが犯人だな」って感ずくと思います。
他にも「犯人はこいつか?」ってミスリードさせるような怪しい奴が何人か出てくるのですが、犯人役の演技は僕の中で異彩を放ってました(笑)
それにしても、犯人役の演技、いい味だしてます。
自分の正体をあらわにして、興奮を抑えきれなくなっていく犯人役の演技が、気持ち悪すぎて面白い。
完全に貞子だし、貞子化した犯人の表情は完全に顔芸です。ちょっとやりすぎなくらい(笑)
あ、スマホ拾った人間が、連続殺人の犯人だという前提で書いちゃいましたが、これはあらすじ知った段階で想定内ですよね?
そうじゃなかったら、すみません!
でも、そんなんどうでもよくなるぐらいの展開が待っているので、大丈夫です(何が?w)
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北川景子演じるヒロインの過去がけっこうえぐい
北川景子演じる麻美の衝撃の過去が最後に明かされます。
SNSのアカウント乗っ取るのが可愛く思えるような、ヘビーな展開(笑)
過去に自殺した親友が関わっているのですが、「そりゃあ、結婚しぶるのも当然だわ・・・」と納得の、えぐい過去。
先輩・武井を避けるのも納得。
途中で気づく人は気づくのかな。僕は全然気づかなかった。でも、今思えば伏線と言えるようなシーンは確かにありました。
そして、麻美演じる北川景子も良い演技。
圧倒的な絶望を前に、「美人が台無し」とまで言えるような表情もしていて、魅入っちゃいました。
そんでもって個人的に思ったんですが、北川景子さん可愛くなりました??
いや、元々かわいいんですけど、一昔前は可愛いというより「きれい」という形容詞が似合っていたように思います。身近にいたら、「高嶺の花感が強くて近づきにくそう」な、クールビューティなイメージ。
それが、今は表情も柔らかくて自然体な感じで愛らしくなった気がします。
DAIGOと結婚したからなのかなー、雰囲気が似てきたのかもしれませんね。もしくは僕の思い過ごし(苦笑)
ラストは一応、ハッピーエンド
第二の長い黒髪女性殺人鬼が誕生しそうな気配にハラハラしましたが、幸せな感じに終わって安心です。
その後のラストシーンでは、「次はあなたの番かもしれませんよ」的なメッセージを感じて、いい感じにぞくっとする終わり方でした。
最後に
僕、日本映画を映画館で見ると、かなりの確率で「DVDか、地上波を待ってもよかったかな」なんて思ってしまうんですが、『スマホを落としただけなのに』は、映画館で見て大満足の映画でした。
ホラー要素が多かったのもあるかもしれません、大画面で見るホラー映画は格別ですからね。
ジャパニーズホラーの傑作である『リング』の監督作品だけあって、ホラー好きの僕も大満足。
とはいえ、当然幽霊とか出ないんでホラー苦手でも大丈夫ですよ。
ある意味、ホラー映画より怖いですけど(笑)
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