約1億5000回再生を誇る短編動画を元ネタに制作された、ホラー映画『ライト/オフ』(原題 Lights out)
元ネタの短編動画を作ったデヴィッド・F・サンドバーグ監督がメガホンをとりました。
人間が本能的に恐れる「暗闇」に着目したホラーで、アイディアにセンスありまくり。
映画も見ましたが、元ネタの短編動画が1番怖かった・・・
↓↓の動画が元ネタの動画です。
『ソウ』や『デッド・サイレンス』のジェームズ・ワン監督がプロデュースした映画とのことで、
「今度はどんなサプライズを見せてくれるのかな?」なんて期待して見ましたが、
期待が大きすぎたせいもあるのか、他の作品のように心に爪あとの残る作品とはなりませんでした。
個人的にどうしても納得のいかないシーンがあり、悔しいです!!
スポンサーリンク
『ライト/オフ』あらすじ
電気を消し暗闇になると現れるという恐ろしい何かに怯える弟・マーティン(ガブリエル・ベイトマン)を守るため、レべッカ(テリーサ・パーマー)は疎遠になっていた実家に帰ってくる。
家中のライトをつけ夜を迎える二人だったが、明かりは次々と消え、暗闇から「何か」が襲ってくる。
そんな中、不気味な「何か」の正体が記された書類を見つけるが・・・
『ライト/オフ』感想(ラストネタバレあり)
冒頭の、マーティンのお父さんが仕事帰りに殺されるシーンが1番緊迫感があって怖いです。
この時点で、「勝ち目ないやん」って僕は一人絶望すら感じましたよ。
たって、ライト付けても、奴が電気消しちゃうんだもん。どうやって逃げるのさ?って。
(幽霊って電気系統強いんですよね。ちょっと前に「電源入ってないドライヤーがついた」なんて怖い話を聞いたことあります)
暗闇で現れる「何か」の正体は、光に過敏に反応するという皮膚疾患を持った女の子の霊(というか意識?)で、同じ精神病棟にうつ病で入院していたマーティンのお母さん(当時は少女)の頭に入り込み洗脳&寄生していた図々しい奴でした。
「私とソフィア(お母さん)を離れさせるのは許さないぞ~」とご丁寧に話かけてきたり、中盤でこれまたご丁寧に正体をこと細かに記した書面で教えてくれたりと、ホラー好きとして萎えるシーンの目白押し。
まあ細かいことは抜きにして楽しもうと見ていたのですが、どうにもこうにも納得のいかないシーンがあったわけです。
スポンサーリンク
終盤、娘と息子が危機に陥ると、それまで奴に洗脳されていたお母さんは、「子供たちに危害をくわえるのは許さない!」と覚醒します。
で、飲まないように洗脳されていたであろう抗うつ薬(精神が安定すると寄生しずらいようです)を飲もうと手にするも、奴に吹き飛ばされて飲めません。
このシーンなのですが、ちゃんとろうそくの火、照らしてたよね?光のあたる所へ攻撃できないルールだよね?と納得がいかないのです。
頭に入り込んでるから、お母さんの体もコントロール出来ちゃうってことか?でもそしたら、お母さんが最後自殺するのも阻止できたはずなんだけどな、という矛盾と悔しさで一杯です。
せめて薬、飲ませて欲しかったな~。
いや、いきなり薬飲んだからって10秒や20秒ですぐ精神が安定するわけなく、あんな危機的状況じゃ今さらな感じなんですけどね(笑)
でも、あれだけ「子供たちを守らなきゃ!」って強く気を持つに至ったお母さんは、もうちょっと頑張れば脳に住み着いた奴を抹消できたんじゃないかな。
娘が奴に襲われるのを前に、お母さんは宿主の自分を殺す(自殺する)ことで奴を消したわけですが、ただただ遅かったってことなんですかね・・・
やっぱりホラー映画には、感動よりも絶望がふさわしいってことなんでしょうか。
なんと、続編決定!
同じサンドバーグ監督、ジェームズ・ワンプロデュースで続編が決定しているようです。
これをどう膨らませるんだろう、チャレンジャーですね、内容が気になります(笑)
2018年11月現在、続編の詳細な情報は見当たらず・・・
スポンサーリンク
最近のコメント