バカバカしいぐらい『小さな習慣』で、三日坊主は簡単に克服できる

人それぞれ、理想の自分を目指し努力しますが、難しいのが「継続すること」。

最初はモチベーションもあり勢いで行動できますが、何日かすれば目先の誘惑に負けてやめてしまいます。

三日坊主ってやつです。

目標を達成するにはそのための行動を習慣化することが不可欠。継続さえできればたいていの目標は達成できます。

でもそれが本当に難しいんですよね。

 

そしてここで思いがちなのが、「モチベーションが保てないから続かないのだ」という考え。

僕もそう思っていました。

でも最近、『小さな習慣』という本に目から鱗なことが書かれていました。

それは「行動を習慣化するには、モチベーションに頼ってはいけない」ということ。

著者が言うには、「失敗すらできないほどバカバカしい小さな習慣を身に着け意志力を強化することで、小さな習慣が大きな習慣に成長する」と。

とりあえずざっくり書いてしまいましたがこの方法、実践すれば誰でも三日坊主を克服できます。

「ダイエットを成功させてスリムな体型になりたい」

「語学をマスターしたい」

「筋トレをしてたくましい体になりたい」

など、習慣を身に着けて自分を変えたい方に、自信を持っておすすめする方法です。

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習慣付けをモチベーションに頼ってはいけない

まず驚いたのが、「モチベーションに頼っても習慣は身につかない」ということ。

三日坊主で終わらず習慣化する鍵を握るのが、モチベーションだと思っていました。

だから、「いかにモチベーションを保つか」ということに意識を向けていましたが、これがいけなかったんです。

 

モチベーションに頼ってはいけない理由、それは「モチベーションは感情に基づいたものだから」です。

体の調子が悪かったり、テンション落ちる出来事が起きたり、疲れていたりすると簡単にモチベーションは下がるんですよね。

そんな不安定なものに頼って行動を継続しようとするのがそもそもの間違いだったんです。

どんなに疲れていても、テンションダダ下がりな時でも実践できる方法がこの『小さな習慣』で紹介されています。

バカバカしいほど小さな習慣から始めることが最大の鍵

本の中で著者は、「失敗すらできないほどバカバカしい行動から始める」ことを何度も繰り返し言っています。

小さな習慣とは、毎日これだけはやると決めて必ず実行する、本当にちょっとしたポジティブな行動のことを言います。

著者の場合、「1日1回の腕立て伏せ」という小さな習慣が、今ではジムでの本格的な筋力トレーニングという大きな習慣に成長したとの体験を語っています。

読書を習慣化したいなら「1日2ページ読む」とか、1日2000字文章を書くことを習慣化したいなら「1日50文字書く」とか。

ポジティブ思考になりたければ「1日1つポジティブなことを考える」なんてのもありです。

とにかく「そんなしょぼい習慣意味あるのかよ」と思うほど小さな行動の習慣化が最大の鍵です。

小さな習慣は自動的に大きな習慣に成長する

「そんな小さな習慣だと、目標達成までの道のりが果てしないのでは?」

と思ってしまうかもしれませんが、そうではないんですね。

自分を動かすのが1番大変なのは、動き始める前の段階です。いったん動きに入ってしまえば、勢いがついて何もかも楽になります。

始める段階がいちばん難しい理由は、自分に対する誓いがプレッシャーとなるからです。いったん始めてしまうと終わった時に成功したと思えるように、設定目標を何としてもクリアしなければ、という強い気持ちが必要になると考えます。

大変そうに見える計画に私達が尻込みするのはそのためです。最後までできないくらいなら、始めないほうがいいと思ってしまうのです。

だからこそ、小さな習慣は自分に課す行動をこれほど簡単なものにしているのです。目標自体が小さいため、早い段階であきらめてしまう心配は全くありません。

小さく始め、その課題をこなすのがどんな感じかを実際に経験してみると、思っていたほど難しくはないと分かり、次のステップに進むのもさほど大変ではなさそうだ、と思えてきます。

スティーブン・ガイズ『小さな習慣』(ダイヤモンド社 2017年)より引用

たしかに何か新しい目標に向かう時って「目標達成するにはあれやこれをやって・・・」って先のことまで考えすぎちゃって、それだけで疲れちゃうんですよね。

考える必要もないほど小さな行動でよしとすることで、この最初で最大の関門を突破する事が出来るんですね。

脳にとっても小さな習慣は効果的

脳は急激な変化を嫌うため、最初からハードルの高い行動を習慣づけようとすると抵抗するんだとか。

それで三日坊主になってしまうんですね。

なので、小さな習慣から始めて徐々に大きな習慣に成長させることで、脳からの抵抗も受けず継続できます。

そして小さな行動を繰り返すことで、脳に専用の神経経路を作り、それを強化していきます。

その結果、脳はその行動のプロセスを自動化し、「やるのが当たり前」という歯磨きレベルの習慣にすることが可能となります。

ここまでくれば完全に三日坊主は克服できています。

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この方法で習慣化に成功した僕の体験談

僕は以前から、瞑想を習慣にしたいと思っていました。

瞑想って、毎日やることがかなり重要なのですが、つい「今日はいいや」となりがちになっていました。

そんな中、この『小さな習慣』を読みこの方法を試したところ、今では毎日瞑想をするのが生活の一部になりました。

まさしく「やらないと気持ち悪い」レベルです。

というわけで、その過程を参考までにご紹介します。

まずは「瞑想の姿勢をとる」ことを習慣とすることに決定

最終的には、1日30分くらい毎日瞑想をする習慣をつけることが目標。

しかしここは本に書いてある通り、「バカバカしいくらい小さな習慣」から始める事にしました。

なので、とにかく瞑想をする前の段階である「瞑想の姿勢をとること」、つまり「あぐらをかいて座ること」それだけを毎日実践できればよしと決めました。

これだけ聞くとバカみたいですよね。

だって瞑想は目をつむって呼吸に意識を向けることが肝心なのに、ただ姿勢をとることでよしとするなんて意味ないですもん。

でもこの「バカバカしい」と思われるレベルの習慣から始めることが1番重要。そのことを身をもって体感することとなります。

「瞑想の姿勢をとる」だけでは終われなかった

結果から言うと、瞑想の姿勢をとればオーケーとしたわけですが、実際瞑想の体勢になるとそれだけで終われませんでした。

「せっかくだから瞑想しよう」ってなりますよ。

今まで継続できなかったのは、「30分の瞑想」のために行動を始めることが億劫だったからだと気づきました。

それを、とにかく「あぐらをかいて座る」ことだけだったら、気持ち的に楽に出来ます。

で、実際座ると、ちょっとでも瞑想しておこうかなと次のステップに簡単にすすめると言うわけです。

今では調子がいいと1時間ぐらい瞑想してます。

ただ、そんな今でも、習慣としては「あぐらをかいて座る」ということでよしとしています。

(本の中でも、決して習慣は大きく変えてはいけないと書かれています)

習慣は小さくしたままにしておくことで、瞑想を少ししか出来ないときでも挫折感はありません。

だって「あぐらをかいて座る」という目標はきちんと達成しているわけですから。

あくまで30分や1時間の瞑想は「おまけ」なんです。

その「おまけ」をどれだけやるかは、その時の自分次第で自由に決められます。

本当に秀逸な方法です。

最後に

この方法の秀逸さの半分も伝えきれていないように思います。

目標を決めてもなかなか続かない、三日坊主を克服したいという人に、ほんとに試してみてもらいたい。

「これなら自分にもできる」そう思えるはずです。

詳しく知りたい方は、『小さな習慣』をぜひ読んでみて下さい。

人生変えるレベルの本です。

 

ちなみに僕はこれから細マッチョになるべく、この方法で筋トレを習慣化していきたいと思います。

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