アン・ハサウェイ主演のサスペンス映画『パッセンジャーズ』
アン・ハサウェイもサスペンス映画も大好物の僕は「これは見るしかないっしょ」と軽い気持ちで鑑賞。
とにかく良かった!まだ映画『パッセンジャーズ』を鑑賞されていない方は、どうか一切の前情報を取り入れず見て欲しい。
絶対後悔しないから!ってかアン・ハサウェイが可愛くて、それだけで見る価値あるから!
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『パッセンジャーズ』あらすじ
パイロットのミスにより起きた、飛行機墜落事故。奇跡的に助かった5人の乗客がおり、セラピストのクレア(アン・ハサウェイ)は生き残った5人の心のケアを任される。
さっそく5人のセラピーに取り掛かるクレア。しかし、生存者の1人であるエリック(パトリック・ウィルソン)は「気分は最高さ」と不自然なほど陽気で、大胆にクレアに言い寄って来る。
さらにエリックはクレアの姉の存在やコーヒーの好みを知っているなど謎めいている。
不可解なことはそれだけでなく、事故から毎晩のようにクレアの部屋を訪れる近所の住人トニ夫人(ダイアン・ウィースト)は、クレアの様子を探ろうとしている様子で不信感がぬぐえない。
そんな中、生存者の1人が「飛行機が墜落する前、爆発するのを見た」と航空会社の公式見解とくい違う証言をする。すると翌日、その証言をした生存者は姿を消してしまう。
それをきっかけに、爆発の事実を思い出した生存者が次々と姿を消してしまう。
不審に思ったクレアはその事実を航空会社の代表に言うも相手にしてもらえない。
事故の原因はパイロットの過失でないのではないか?航空会社が機体の故障で墜落したことをもみ消すために、記憶を回復した生存者を消しているのではないか?
真実をつかむため動くクレアは、ついに飛行機事故の驚愕の真相にたどりつく・・
『パッセンジャーズ』ネタバレと感想
いや~、あらすじ見ると完全にサスペンスですよね。確かに途中まではサスペンスですよね。事故の記憶を思い出した生存者が次々と消える・・・誰が何の目的で?ってそこに意識いっちゃいます。
話が進むにつれ、「飛行機事故の原因とか、関係ないんかーい!」な展開になってきて、実は生存者なんいいなくて、セラピーをしてたクレア自身も乗客の1人で死んでたっていうね。
2回目見た時気づいたのですが、序盤でクレアが看護師の人に話しかけた時、完全スルーされてたわ、そういえば。
(看護師さん忙しくてクレアの声聞こえなかったんだろうなって納得しちゃってましたが、何気に細やかに伏線張られてたんですね。)
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サスペンスじゃなくホラーかい!って、勘のいい人ならわりと早い段階で気づくオチでした。ん?この展開・・・「シ」から始まるあの名作ホラー映画にそっくり!なんて思いながら見てました。
が、ラストの結末まで見てまた印象は変わります。「これ、めっちゃいい話!サスペンスでもホラーでもなく、ハートウォーミングな感動映画やん!」て。
事故の記憶が戻った人から消えて行ったのは、自分の死に気づきそれを受け入れたからだったわけです。
そして生存者達の周りをうろつく怪しい人たちは、自身の死に気づいた者をあの世へ導く事故の犠牲者と近しい故人達。
そしてクレアが不審に思っていた近所のトニ婦人は、クレアの亡くなった叔母だったのでした。
2度目に見ると、もはや号泣映画でした
これね、2回目見るともはや感動映画の何物でもないです。
事故の犠牲者と親しかった故人が迎えに戻って来て、死んだことに気づかせあの世へ導いてくれるなんて、なんて優しい話なんだろうって。
特に、エリックのお迎えに来たワンコ。エリックが6歳の時に亡くなった愛犬が「ワンワン!」て呼ぶんですよ。ネタバレ知らずに見ると「ただの怪しい犬」なんだけど、知ってから見ると「優しい天使」に見えました。
昔飼っていた愛犬が迎えに来てくれるって、こんな泣ける話ないです(犬好きの方なら分かってもらえるはず)
いつだったか、こんな話を聞いたことがあります。
「死神って言うと、黒い服着て大きい刃物ふりかざして怖いって思うでしょ?でもね、本当は死神って優しいんだよ。死を怖がらないように、その人が1番親しかった人の姿で迎えに来るんだよ」って。
この映画を見て、そんな話を思い出しました。
まとめ
ありがちなどんでん返しの話ではありましたが、きっとそれはこの映画には重要ではないのでしょう。
「幽霊なのにカフェでお茶したり、車走らせたりしてるよ?」とか、「クレアに言い寄るエリックがストーカーっぽくて若干気持ち悪いよ?」と言ったもやもやはありましたが、ラストで全部どうでも良くなりました(笑)
ラストで登場人物の印象がガラッと覆るような映画、大好きです。映画『パッセンジャー』では、怪しいと思っていた人たち(犬)が優しくあの世へ導いてくれる天使に変わりました。
でも、アン・ハサウェイの可愛さだけは、最初から最後まで変わりませんでした。そんな映画です(締めが下手すぎる)
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