『インシディアス第2章』ジェームズ・ワン監督ホラーにハズレなし!ネタバレ感想

『インシディアス』シリーズ1作目を見たら、ラストの続きがどうしても気になり2作目までサクッと鑑賞。

やっぱりジェームズ・ワン監督のホラー映画にハズレはありませんね。面白かったです。

『インシディアス』『インシディアス 第2章』『インシディアス 序章』『インシディアス 最後の鍵』の全4作からなるシリーズものです。

僕は現時点で『インシディアス』と『インシディアス 第2章』を見たのですが、1作目からより2作目の方が面白いという事態に。

といっても、「1作目をしっかり見たからこその面白さ」も大いにあったので、一気見するのがベストかと思います。

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映画『インシディアス』1作目のおさらい

妻・リネ(ローズ・バーン)と夫・ジョシュ(パトリック・ウィルソン)が3人の子供たちと新居に引っ越すと始まる怪奇現象の数々。

違和感を感じながら過ごすある朝、息子ダルトンが原因不明の昏睡状態に。

「この家はとり憑かれている」との恐怖から、また新たな新居へと引越しをするも、なぜか止まない怪奇現象。

心配して訪ねてきたロレイン(夫・ジョシュの母親)は、知り合いの霊媒師・エリーズを家に招く。

ダルトンは昏睡状態ではなく、幽体離脱により魂が肉体を離れ「苦しむ死者の魂に満ちた暗黒の領域(彼方)」にいて戻れなくなっていると言うのだ。

家で起こる怪奇現象は、ダルトンの肉体を欲しがり来てしまった死者たちによるものであることが判明。

しかも、ダルトンの肉体に1番近いのが、邪悪な存在である悪魔。

悪魔は人間達を苦しめるために、ダルトンの肉体を欲していた。

悪魔にダルトンの肉体を奪われる前にダルトンを連れ戻すため、特殊な装置で交信を試みるも失敗。

ここで、かつてダルトンの父親も子供の頃に幽体離脱をし、老婆に体を狙われていた事実が判明。ダルトンの幽体離脱の力は、父親からの遺伝だったのだ。

父親の時は、幽体離脱の記憶を消す事で事態をおさめていたが、ダルトンの場合は迷子になっているため迎えにいくしかない。

父親が幽体離脱をし、ダルトンの魂がいる「彼方」へと踏み込み、ダルトンを無事肉体へ連れ戻すことに成功。

しかし、父親の肉体には「父親ではない何か」が入ってしまい、霊媒師のエリーズを絞め殺してしまう。

『インシディアス 第2章』あらすじ

危機を脱して平常を取り戻し、ジョシュの母親・ロレインの家に身を寄せる一家。

しかし、そこでも怪奇現象に見舞われてしまう。

どうやら、父親の肉体には邪悪な何かが入ってしまったようだ。

そこでロレインは、霊媒師エリーズの助手をつとめていたスペックスとタッカーに助けを求める。

調べを進めるうちに、ジョシュの少年時代の記憶が関係していることが明らかとなるが・・・

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『インシディアス 第2章』感想(ネタバレあり)

1作目ラストのシーンから、きれいに続くオープニングでした。

1作目でダルトンを連れ戻した時に、父親のジョシュには怪しげなお婆さんの魂が入ってしまったわけですが・・・

そもそも老婆じゃなくて、じいさんだった!笑

そのじいさんは、ジョシュの母親ロレインが昔つとめていた病院の患者の一人で、母親から執拗に女の子として育てられ、自ら去勢しようとしたため入院。

母親の殺人教育のせいで、結婚前の女性を何人も殺していた連続殺人鬼の魂でした。

「普通の少年時代を生きなおしたい」との思いから、少年時代のジョシュの体を狙っていたようです。

こんなヤバイ奴が入り込んじゃったもんだから、そりゃあ、ジョシュの体で人を殺そうとするわけで。

奥さんと子供を殺そうと家中を追いかけまわします。

ん?この展開、見たことあるぞ?と思ったら、ホラーの傑作『シャイニング』でジャック・ニコルソンが妻子を追っかけまわすシーンを彷彿とさせています。

そして、ただ1作目からの続きというだけでなく、1作目と2作目の時系列が混じり合うシーンもあり、「あの時のあれはジョシュ、お前だったのか!」とテンションがあがります。

死者の世界は時間が存在しないため、過去にも自由に移動が可能。SFとホラーのコラボを楽しむことが出来ます。

でも、1番テンション上がったのは、ジョシュが電話する後ろの黒板に落書きされていた「ジグソウ人形の絵」でした(笑)

何せ僕は『ソウ』でジェームズ・ワン監督のファンになりましたから。そういえば『デッド・サイレンス』にもジグソウ人形いたな。

そういう細かいファンサービス大好きです。隠れミッキーならぬ、隠れジグソウ人形。

最後は女装したじいさんの魂をエリーズ(全開死んでいるので、死者に直接手をくだすことが可能)が勇ましく成敗。

そういえば、もう一人新たな霊媒師が登場していましたが、存在感あんまりなかったな。エリーズが強すぎて(笑)

1作目は、父親が息子の魂を迎えに行きましたが、2作目は息子が父親の魂を迎えに行きました。息子の成長、微笑ましいですね。

そして今度の今度こそ!ジョシュとダルトンは無事それぞれの体に戻ることが出来、幽体離脱の記憶と能力を消してめでたしめでたし。

と思いきや、今度は他のご家庭で何やら邪悪な存在をエリーズが発見。

エリーズの驚いた顔で映画はフィニッシュ。

最後に

「シリーズ化した作品は、なんだかんだ1作目が1番面白い」のがありがちですが、『インシディアス』に関しては、2作目のほうが面白いという、良い意味で期待を裏切る良作でした。

続く3作目『インシディアス 序章』では、大活躍するエリーズを見ることが出来るみたいで、見るのが楽しみです。

あと、僕みたいに「グロいの苦手だけどホラーは好き」なんて人に強くおすすめ出来る映画です。

血が吹き出る描写は皆無ですし、痛みを想起させるシーンもほぼ無いので、安心してみれます。

とは言えジェームズ・ワン監督作品ですから、怖がらせる演出はキレッキレ(特に音)なので存分にホラーを楽しめますよ。

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